海外に行った時、助かるモノは…?
「まあ~なんと中国人の多いことか...」
初めてのオーストラリア、シドニーの街を歩いた時に思った事である。
街を歩く人の半分は中国人と言ってもいいぐらいの多さである。
街や駅などにある表示板にも英語と中国語が併記されている。
オーストラリアへの本格的な移民の最初は言わずと知れたイギリス人だが、19世紀半
ばに起こったゴールドラッシュで多くの中国人がやって来たそうで、その後排斥運動も
あったが、20世紀、今世紀とどんどん中国移民が増えているそうである。インターネ
ットで「オーストラリア 中国人」と検索すると“中国人がオーストラリアの土地を買い
占め”“中国に乗っ取られたオーストラリア”などの見出しが出てくる。
先住民のアボリジニを殺害して土地を奪った連中よりは良いと思うが、今、オーストラ
リアにおける中国人の存在感は増すばかりだそうである。
これまで自分はオーストラリアが多民族国家だという事は勿論知ってはいたものの、白
人の国というイメージが強かった。テレビなどを通して見るスポーツ選手や政治家、ア
メリカで活躍するオーストラリア出身のミュージシャン、俳優などがほとんど白人だっ
たからである。そのイメージのままオーストラリア・シドニーの街を歩くとここはチャ
イナタウンなのか、中国のリトルシドニーなのかという具合。(リトルシド
ニーは言い過ぎ…!?)ただ、自分が海外のどの国に行っても助かると思うのは中華
料理店の存在である。中華料理は日本でも馴染みがある料理、ゴハンにオカズの
スタイルである。
そして、自分が行ったどの国・都市にもあった。ホントにどこにでもあ
る。これでもか!というぐらいある。
オーストラリアの初日、2日目はパン食で済ませたが、3日目になるともうゴハンが恋
しくてたまらない。初日にシドニーのセントラル駅周辺で多くの中華料理店を見かけていたので、鉄道でホテルへ戻る途中そこで下車。駅から歩いて数
分の中華料理店で丼物をテイクアウト、3日ぶりのゴハン食にありつく。
やっぱり落ち着く~。
シドニーでは日本食の店も多いが、そのほとんどはSUSHI!。
日本人は毎日寿司を食べているわけでは無い、自分にとっては中華の方が日常的なので
ある。初めての国に来た時、そこに日本で慣れ親しんだ料理店を見つけるとほっとする
ものである。