シドニー今昔
シドニーの街を歩いていると遠い過去の建物が至る所にあり、それは誰の目にも留まる
だろう。歴史的な建物が多く残るロックス地区だけでなく、シドニー市役所のあるタウ
ンホール駅周辺などにも近代的なビル群に混ざり昔の建物が数多く目につく。
それは現代に埋もれることなく個性的な過去の姿のままで存在感を放っている。
まさにシドニーは今と昔とがミックスされた街である。
何年か前に詩のコンテストがあった。確かテーマは「100年後」に関するもので、
優勝した詩は、「100年後に見たいもの、それは変わった世界では無く、100年経
っても変わらなかったもの」というものだった。
シドニーには、数百年経っても変わらなかったモノが至る所に残っている。
木造建築が多く、また戦争による破壊で、数百年前の建物が少ない日本より、数百年
前の人たちと同じものを見ることができる街である。