世界旅序章(世界一周券)
「どこかの国に行き、
そこが飽きたら別の国に行く...」
そんな事を考え始めてから1年以上たち、やっと日本を発ったの
は今年の1月。
結局、“そこが飽きたら別の場所へ”という
スタイルでは無く、スターアライアンスの「世界一周券」
を購入し、そのチケットルールの範囲内での旅となった。
今回、旅の準備の時に知ったのは、自分がまず最初に行きたいと
思っていた国が片道切符では入国が難しいという事。
ならば最初の国の往復チケットを購入し、帰りはオープンにす
る。そして、そこをベースにして色々な国を回り、気が済んだら
最初の国からの帰国チケットに予約を入れ帰国する。
という事も考えたのだが、旅行代理店ではオープンチケットは
出来ないとの事。
それでも世界中の国々を渡り歩いている人はいるわけで、何らか
の方法はあるのだろうし、過去に海外の入国審査において「帰り
のチケットを見せろ」と言われたこともほとんど無い。
やろうと思えば当初のスタイルでも出来たのだろうが、段々と気
が変わり「世界一周券」という事になった。
が、この「世界一周券」、旅行代理店をいくつか回ったが、頻繁
に出ているチケットでは無いのだろう、良く知っているスタッフ
がいない。実は、11年前にもこの「世界一周券」で3ヵ月ほど
海外を回った事があるのだが、その時も旅行代理店の担当スタッ
フよりも事前に書籍で知識を入れておいた自分の方がルールを
知っているという有様だった。
確かに頻繁に出るチケットでは無いだろうから細かいルールを知
らないのはしょうがないにしても、そのチケットの存在ぐらいは
知っていて欲しいと思う。
書店の旅行ガイドブックのコーナーに行けば今でも「世界一周
券」関係の書籍はあるわけで、たまにチェックをしに行くぐらい
の事も旅行のプロとして必要では・・・。