シドニー今昔
シドニーの街を歩いていると遠い過去の建物が至る所にあり、それは誰の目にも留まる
だろう。歴史的な建物が多く残るロックス地区だけでなく、シドニー市役所のあるタウ
ンホール駅周辺などにも近代的なビル群に混ざり昔の建物が数多く目につく。
それは現代に埋もれることなく個性的な過去の姿のままで存在感を放っている。
まさにシドニーは今と昔とがミックスされた街である。
何年か前に詩のコンテストがあった。確かテーマは「100年後」に関するもので、
優勝した詩は、「100年後に見たいもの、それは変わった世界では無く、100年経
っても変わらなかったもの」というものだった。
シドニーには、数百年経っても変わらなかったモノが至る所に残っている。
木造建築が多く、また戦争による破壊で、数百年前の建物が少ない日本より、数百年
前の人たちと同じものを見ることができる街である。
海外に行った時、助かるモノは…?
「まあ~なんと中国人の多いことか...」
初めてのオーストラリア、シドニーの街を歩いた時に思った事である。
街を歩く人の半分は中国人と言ってもいいぐらいの多さである。
街や駅などにある表示板にも英語と中国語が併記されている。
オーストラリアへの本格的な移民の最初は言わずと知れたイギリス人だが、19世紀半
ばに起こったゴールドラッシュで多くの中国人がやって来たそうで、その後排斥運動も
あったが、20世紀、今世紀とどんどん中国移民が増えているそうである。インターネ
ットで「オーストラリア 中国人」と検索すると“中国人がオーストラリアの土地を買い
占め”“中国に乗っ取られたオーストラリア”などの見出しが出てくる。
先住民のアボリジニを殺害して土地を奪った連中よりは良いと思うが、今、オーストラ
リアにおける中国人の存在感は増すばかりだそうである。
これまで自分はオーストラリアが多民族国家だという事は勿論知ってはいたものの、白
人の国というイメージが強かった。テレビなどを通して見るスポーツ選手や政治家、ア
メリカで活躍するオーストラリア出身のミュージシャン、俳優などがほとんど白人だっ
たからである。そのイメージのままオーストラリア・シドニーの街を歩くとここはチャ
イナタウンなのか、中国のリトルシドニーなのかという具合。(リトルシド
ニーは言い過ぎ…!?)ただ、自分が海外のどの国に行っても助かると思うのは中華
料理店の存在である。中華料理は日本でも馴染みがある料理、ゴハンにオカズの
スタイルである。
そして、自分が行ったどの国・都市にもあった。ホントにどこにでもあ
る。これでもか!というぐらいある。
オーストラリアの初日、2日目はパン食で済ませたが、3日目になるともうゴハンが恋
しくてたまらない。初日にシドニーのセントラル駅周辺で多くの中華料理店を見かけていたので、鉄道でホテルへ戻る途中そこで下車。駅から歩いて数
分の中華料理店で丼物をテイクアウト、3日ぶりのゴハン食にありつく。
やっぱり落ち着く~。
シドニーでは日本食の店も多いが、そのほとんどはSUSHI!。
日本人は毎日寿司を食べているわけでは無い、自分にとっては中華の方が日常的なので
ある。初めての国に来た時、そこに日本で慣れ親しんだ料理店を見つけるとほっとする
ものである。
オーストラリア入国の“はてな”?
2019年1月7日、午後10時20分。
羽田空港発シドニー行きの飛行機にて日本を出発。深夜便のため当然外は暗闇の世界。
風景が見えず移動感がまったく無い状態でただエンジン音を聞きながら数時間を過ごす
夜間飛行。
その暗闇がグレー色の薄明になり始めた頃、地上を覆っていた雲も徐々に消えオースト
ラリアの大地が姿を現す。日が昇り切っていないため、まだ完全な色を取り戻していな
い薄っすらとした茶色と緑の山地が眼下に広がる。その広大な大地は自分が持つ大陸の
イメージそのものだった。さらに時間が進むと都市部の姿が見えてくる。その光景を見
た時にオーストラリアに来たことを実感する。
飛行時間約9時間、シドニーの空港に到着。
初めてのオーストラリア大陸、ユーラシアは勿論、北米、アフリカ、南米と続き、
これで南極を除いたすべての大陸を訪れる事が出来た。
と、思うのはまだ早く、入国審査を受けなければならない。
審査を通ってからが正式にオーストラリアの地を踏んだ
という事になる。
ここで気がかりな事がひとつあった。実は日本の出発地羽田空港の免税店で
タバコを1カートン購入したのである。オーストラリアのタバコの免税
範囲は25本(少ない!)。確かに店員も「25本まで・・・」みたい
な事を言っていたが、購入時の自分はオーストラリアの
タバコの免税範囲を知らなかった。
大体の国でタバコは1カートン(200本)までが免税である事から
オーストラリアも同じだろうという思い込みと、
店員の忠告も聞き取りにくく、“25本”と聞こえた感じではあったものの、
“大丈夫だろう”という勝手な思い込みで御購入してしまった。
がっ、その後、調べてみるとやはり“25本”が免税範囲。
さらに飛行機内で移動中に記入したオーストラリアの入国カードには、持ち込み品のチ
ェックがあり、その項目には当然タバコの項目もあった。
「持ち込みをトボケルか」という悪魔と
「正直に申請」という天使が心の中で対決!
勝利したのは「正直に申請」の天使であった。(というよりバレたらどうしよ
う~という気の小ささから)
がっ、これについてまさに“はてな”の出来事が入国の時に起る。
審査官は女性で、パスポートの写真とその写真より髪を短く切ったリアルタイムの自分
とを何度も見比べ、“ホントに同一人物?”というちょっとした“おふざけ”の
後、入国カードをチェックしていき、最後に何やら入国カードに書き込みをして審査を
終了。この茶目っ気ある女性審査官、終始気さくな笑顔で対応。審査官はまさに
訪れた異国で最初に出会い言葉を交わす人物。その審査官のフレンドリーな対応は最高
のお出迎えであり、緊張もほぐれる。ちなみに日本出国時の審査官も同じく女性。
機動戦士ガンダムに登場した“キシリア・ザビ”の様に顔半分をマスクで覆い、
無表情で自分を初のオーストラリアへと送り出してくれた。
さて、“はてな”だが、入国審査のあと預け荷物を受け取り
いよいよ税関へと向かう。
オーストラリアは世界一タバコに厳しいと言われている国(後で
知った)。とにかくタバコを無くそうとやたら税金をかけまくっている
そうだ。免税の範囲もインターネットで調べてみると数年前は250本だったが、それ
が50本になり、そして25本になったのである。
当然、免税範囲を超えると関税が掛かる。しかし、職員に“正直に申告したカ
ード(本当だぞ!)”を渡すと特に何も無し。「あれっ」と思いつつも何も言われな
かったので、自ら「タバコの免税範囲超えているよ・・・」
とまでは言わず足早にその場を去る。
何故、大丈夫だったのか?入国の審査官が入国カードに書き込んだものは「タバコ
は大目に見てやれ」みたいなものだったのか?「はてな?」である。
そして約2週間後、1カートンのタバコを吸い切り、初めてオーストラリアでタバコを
買ったのだが、お値段はなんと41オーストラリアドル!
日本円で3200円以上!(両替手数料など含めて出した個人レート)
高ッ~。
世界旅序章(世界一周券)
「どこかの国に行き、
そこが飽きたら別の国に行く...」
そんな事を考え始めてから1年以上たち、やっと日本を発ったの
は今年の1月。
結局、“そこが飽きたら別の場所へ”という
スタイルでは無く、スターアライアンスの「世界一周券」
を購入し、そのチケットルールの範囲内での旅となった。
今回、旅の準備の時に知ったのは、自分がまず最初に行きたいと
思っていた国が片道切符では入国が難しいという事。
ならば最初の国の往復チケットを購入し、帰りはオープンにす
る。そして、そこをベースにして色々な国を回り、気が済んだら
最初の国からの帰国チケットに予約を入れ帰国する。
という事も考えたのだが、旅行代理店ではオープンチケットは
出来ないとの事。
それでも世界中の国々を渡り歩いている人はいるわけで、何らか
の方法はあるのだろうし、過去に海外の入国審査において「帰り
のチケットを見せろ」と言われたこともほとんど無い。
やろうと思えば当初のスタイルでも出来たのだろうが、段々と気
が変わり「世界一周券」という事になった。
が、この「世界一周券」、旅行代理店をいくつか回ったが、頻繁
に出ているチケットでは無いのだろう、良く知っているスタッフ
がいない。実は、11年前にもこの「世界一周券」で3ヵ月ほど
海外を回った事があるのだが、その時も旅行代理店の担当スタッ
フよりも事前に書籍で知識を入れておいた自分の方がルールを
知っているという有様だった。
確かに頻繁に出るチケットでは無いだろうから細かいルールを知
らないのはしょうがないにしても、そのチケットの存在ぐらいは
知っていて欲しいと思う。
書店の旅行ガイドブックのコーナーに行けば今でも「世界一周
券」関係の書籍はあるわけで、たまにチェックをしに行くぐらい
の事も旅行のプロとして必要では・・・。
ブログを書き続ける大変さ・・・
現在世界旅続行中。
1月に日本を出て、オーストラリア(シドニー・ブルーマウンテン・メルボルン)⇒ニュージーランド(オークランド・クライストチャーチ・ダニーデン)⇒アメリカ(サンフランシスコ・ニューヨーク)⇒セント・マーチン島⇒ニューヨーク⇒スペイン・バルセロナ⇒エジプト(ギザ ピラミッド・カイロ)⇒ギリシャ・アテネと回って、
本日、ギリシャのミコノス島に到着。
世界旅を続けながらブログを書いていこうと思いながらも中々その時間が無い。
その日に撮った写真の整理に結構時間が取られています。一日に300カットから多い時で500カット以上。データ量の多いRAWファイルでも撮っていて、それをすべて残そうとするとハードディスクがいくつあっても足りません。そこで一枚一枚チェックをして、残すもの削除するものの作業に時間が取られているのです。
さらに後々行く場所のリサーチ、ホテルの予約、航空券などの手配、そして、当然観光の時間・・・と、グタグタ書きましたが、まったくブログを書く時間が無いのかといえば無いわけでは無かったのでしょうが、大体、写真の整理などを終えると疲れてベッドにダウン・・・という感じ。
がっ、これから頑張ってなんとか書いていきたいと思います。
NY詐欺まがいの店!
緊急報告!ニューヨーク詐欺まがいの店
現在、アメリカ・ニューヨークに居ます。
そこで在ニューヨーク日本総領事館からのメールで以下のものが届きました。
「総領事館からのメール内容」
●最近,相談を受けた詐欺被害(未遂含む)事案
○携帯電話,SIMカード購入時のトラブル
最近,観光でニューヨークを訪れた邦人の方より,ニューヨーク市内の携帯電話取扱店にて携帯電話やSIMカードを購入した際に,購入を希望していない商品を強引に購入させられた,SIMカードをクレジットカードで購入後,レシートを確認すると法外な料金が請求されていたことに気付いたなどのご報告・ご相談をいただきました。
実は、自分もこのメールが届く前日(現地時間14日)、
総領事館の報告に該当すると思われる店に行っていました。
この店は携帯電話、SIMカード、カメラ、さらにTシャツなどの土産物を
売っている店です。
自分は、USBケーブルを買いに店を訪れ、「USBケーブルタイプCが欲しい」と
伝えると、店員がクレジットカードを求めてきたので
カードを渡し、(これが間違いの始まり)
その後、商品を受け取るとUSBケーブルとしか言っていなかったのに、
袋の中には頼んでもいないiPhoneが入っていました。
即座に自分は「NO iPhone」と伝え、
相手もクレジットカードのレシートを打ち直しました。
そして、そのレシートをキャンセルのレシートだと思った自分は(相手もキャンセルのレシートみたいなことを言っていた)
相手が求めてきた箇所にサイン。(これも間違い)
さらにそのレシートを相手に見せながらUSBケーブルの袋に貼られていた
値段の39.99$(USBケーブルでこれも高い)を指差し、
「ONLY!」と言って相手に確認し、相手もそれにうなずいていたので
怪しさは残るもののそれで了承してしまいました。
その日の夜、翌朝と気になっていたのでクレジットカードの
利用明細をネットで見たのですがまだ反映されておらず一旦外出。
そして夜、ホテルに戻り総領事館のメールを知り、
さらにカードの利用明細を確認すると支払い内容が出ていたので見てみると、
USBケーブルしか手に入れていないのに
日本円にして約40万円の請求。
その時点でレシートに書かれている内容を翻訳サイトで確認すると、
the customer no longer wants these items and has been issued a store credit in the amount of 3294.95usd paid with mastercard ending in
要は、
「顧客はもはやこれらの商品を望んでおらず、3294.95usdの金額でストアクレジットが発行されています。」
その場では、当然レシートに書かれている内容はわからない。
相手がキャンセルと言っていたのでそれを信じるしかない。
先に書いた39・99$「ONLY!」⇒相手「そうだ」と、うなずく。
でも全然違った結果。
が、レシート内容にサインをしてしまった・・・
カード会社に連絡したのですが、海外でのトラブル担当は月~金の事。
NYは、金曜夜、日本はすでに土曜日。総領事館も土日は休み。
ならば店に直接と思いネットで改めて店を調べると
なんとその店は月~水までしかやっていない店。
今のところ打つ手なし。
勿論、これは自分の英語力の無さ、無知から招いたものです。
ニューヨークに在住、旅行中、
また旅行を計画しているみなさん!
この店には注意です。
レシートに店のポリシーとして「クレジットカードのみ」みたいな事が
書かれていましたが、絶対にカードを渡してはいけません。
というより行かないようにしましょう。
自分は現在、ちょっと長旅をしているのですが、
カメラとパソコンをつなぐUSBケーブルを無くしてしまい、
それが無いと写真や映像のデータをハードディスクにコピー出来ないため
店を探していました。
その時、この店の看板にカメラの写真が載っていたので、
この店ならあるだろうと入ってしまったのです。
自分が入った時に居たのは店主と思われる初老の白人男性、若い白人男性2人。
店主と思われる人は人当たりは良い。若い奴はいかにも調子の良い奴。
また、欲しかったUSBのタイプC、最初に渡されたものは違っていました。
(あとで気づきタイプCに変えさせた。)
さらに変えてもらったタイプCは49・99$。これも高い!
でも店主と思われる男性は「(前のUSBケーブルの値段と)SAME」と
言ってきました。(これも怪しかった)
できるだけ被害を食い止めたく急遽ブログでの報告です。
ネットにこの店の情報が出ていました。
https://local.yahoo.com/info-11092273-mobileshack-new-york
結構被害が出ているようです。
どこに行ってもホテルが無い!
初のオーストラリア上陸!
これで南極を除くすべての大陸訪問を達成。
訪れた都市はオーストラリアの玄関口と言えるシドニー。
まず空港からシドニーの中心駅、「セントラル」まで電車で移動。
この「セントラル」駅が宿泊ホテルの最寄駅と思っていたのだが、
これが大きな勘違い。
駅をポイントに地図を見ながらこの辺りだろうと向かった所にホテルは無し。
駅の周辺をリュックを背負い大きな旅行バッグを引きながらグルグルと歩き回るが
まったくホテルに辿り着かない。
やがて郵便局の前に出て、そこで改めて地図で郵便局の位置からホテルの場所を
確認し直すと、まったく見当違いの場所を歩いていたことが判明。
ホテル最寄の駅はセントラル隣の「レッドファーン」駅。
ホテルまで歩いて5,6分程にある駅である。
要は地図上のレッドファーン駅をセントラル駅と勘違いしていたという事。
地図を良く見ずに大体この辺りだろうと大雑把に行動したのがいけなかった。
ホテルはセントラル駅からも歩いて15分程で行ける距離なのだが、
あっちこっち回ったため1時間以上もかかってやっと到着。
もう一観光終えたぐらいに疲れ果て、
チェックインを済ませ部屋に入るとすぐベッドに沈んだ・・・。
教訓
わかった気にならず、確実に確認をしてから行動に移すべし。